辨 |
ヒレハリソウ属 Symphytum(聚合草 jùhécăo 屬)には、 ヨーロッパ・西アジアに約20-35種がある。
オオハリソウ S. asperum
ヒレハリソウ S. officinale(聚合草)
今日、各地で野生化しているものはコンフリー S.× uplandicum(ヒレハリソウとオオハリソウの雑種)であるという。下欄に写真を掲げるものも、それであるやも知れない。 |
ムラサキ科 Boraginaceae(紫草 zĭcăo 科)については、ムラサキ科を見よ。 |
訓 |
和名について牧野富太郎の意見は、「和名ハ鰭玻璃草ノ意ナラン、鰭ハ莖ノ翼、玻璃ハ其白花品ニ對シテ名ケシナラン。元來玻璃草トハるりさうノ白花品ノ名ナリ」(『牧野日本植物図鑑』)と。 |
説 |
ヨーロッパ・小アジア・シベリアに分布。
日本では、明治時代に薬用及び家畜の飼料として栽培されたという。戦後1965ころから、健康食品コンフリーとして各地で栽培、蔬菜として用いた。
中国では、1963導入、広く栽培。 |
「コンフリー(Symphytum spp.)が原因と思われるヒトの肝静脈閉塞疾患などの健康被害例が海外において多数報告されていることなどから、業者に対してはコンフリー及びこれを含む食品の製造販売、輸入などの自粛、一般消費者に対してはコンフリー及びこれを含む食品の摂取を控えるようにとの通知がありました。」(薬用植物園) すなわち、2004.6厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課長通知により、「食品衛生法」に基づき、食品としての販売を禁止。 |
誌 |
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